追記 2020.8
こちらの記事でおすすめしている、訪問美容でも適用されるビューティーガレージ のサロン保険が新しいもの(みんなのサロンほけん)に変更となりました。
また以前の保険と比べて補償内容や金額も変更となりました。こちらの記事にも追加しておきますのでご確認ください。
フリーランスの訪問美容師として活動する大脇です。
訪問美容師さんからの質問で多いのが「保険」について。
美容室では美容保険に加入してるお店がほとんどですが、訪問美容でも適用される保険はあるのかこちらの記事で解説していきます。
この記事の内容
- 訪問美容師でも保険に加入できます
- ビューティーガレージ のサロン保険、もしくは美容組合で加入できる保険がおすすめ
- 保険で適用されるものと適用されないもの
- 予期せぬ事故を起こさぬよう対策できる事
まずは訪問美容師として活動する上で考えられる事故が
- カット中にはさみで相手の皮膚を傷つけてしまった
- カラーやパーマの薬剤で皮膚がかぶれてしまった
- 相手の方が施術中に転倒などして怪我してしまった
- シャンプー台から水漏れしたり移動中に出張先の壁を傷つけてしまった
など、様々なケースが考えられます。
そんなもしもの時に備えて入っておきたい保険ですが、訪問美容師として活動する上での保険でおすすめなのが下記の通りです。
- ビューティガレージのサロン保険net
- 全日本美容業生活衛生同業組合連合会の美容保険 (美容組合加入者のみ)
みんなのサロンほけん | 全美連の美容保険 | |
---|---|---|
保険料(年間) | 10000円〜 | 各地域の組合の費用にプラス1600円 |
条件 | 誰でも加入できる | 美容組合加入者のみ |
引受け保険会社 | 損害保険ジャパン株式会社 埼玉中央支店法人支社 | 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 |
更新期間 | 1年 | 各地域の美容組合に要問い合わせ |
HP | HPはこちらから | HPはこちらから |
美容組合で加入できる保険は、あくまで美容組合に加入している方限定です。
組合に加入している方なら、今の年間費用にあわせて1400円くらいで保険に入れますのでコスパはいいと思います。
また僕自身は美容組合に加入していないので(僕の地域では特に加入するメリットがないため)、ビューティーガレージのサロン保険netに加入しています。
美容組合に加入してるメリットは各地域によって変わってきます。美容組合に加入している事により訪問美容のサービス(出張費負担など)や、新しい仕事の依頼を頂ける可能性もありますので、一概に加入したほうがいいとかは言えません。
ビュティーガレージのサロン保険(みんなのサロンほけん)
2020.8追記
ビューティーガレージ のサロン保険が「みんなのサロンほけん」となり新しくなりました!
今後は「WEB申し込みのみ」となります。
また補償内容や保険料も変わります。(前年度の売上(確定申告で申告した売上)によって保険料が変わります)
金額の目安としては安くて10000円〜で細かい特約を全部追加して3万弱くらいです。
みんなのサロンほけんを詳しくチェックしたい方、また金額のシュミレーションしたい方は下記よりチェック頂けます。
〜以下のサロン保険netについての記事は今現在は取り扱いしていないのでご注意ください〜
美容卸売業者の大手であるビューティーガレージ が用意しているサロン保険net
美容室向けの保険がほとんどですが、訪問美容を活動する方向けの保険も用意されています。
こちらは年間¥6940で加入できますが、このプランですとあくまで美容行為施術中の事故のみに適用されます。
美容行為施術中のみの事故で上記のプランでも適用される範囲内が
- 耳をはさみで切ってしまった
- カラーやパーマで皮膚がかぶれてしまった
- 服をカラー剤で汚してしまった
などがあげられます。
しかしこちらの年間¥6,940のプランにプラス¥70で特約事項を追加する事ができます。
特約として漏水時や搬入時の事故も追加できるので、こちらの特約にも必ずセットで加入しておく事をおすすめします。
特約をつけて年間¥7,010ですが、こちらのプランでは上記の適用範囲内に加え下記のケースも適用されます。
- シャンプー時に水が漏れてしまい床や壁を汚してしまった
- シャンプー台やその他の用具を運ぶ際に出張先の壁を傷つけてしまった
年間プラス¥70でこちらも適用されますのでコスパはかなりいいです。
適用されないケース
上記の保険で適用されないものがあります。
あくまで「美容行為施術中」の事故に限りますので、ベッドから移乗中に怪我させてしまったや、車椅子から転倒して怪我してしまったなどは適用外となります。
お店単位なら代表のみ加入でOK、業務委託契約は個人で加入
訪問美容のお店をかまえており、従業員(正社員)を雇っているとします。
その場合はお店の代表(オーナー)のみ加入すればスタッフにも保険が適用されます。
ただし従業員と業務委託の契約ですと、その従業員には保険が適用されません。
ですので業務委託契約している美容師さんがA、Bといれば、A、Bそれぞれ加入しなければ保険は適用されませんのご注意を。
サロン保険net 申し込みの流れ
資料請求や各お問い合わせは下記からできます。
流れは下記の通りです。
申し込みの流れ
お問い合わせをし、「見積もり依頼用ヒアリングシート」を記入するヒアリングシートをFAXで送り、見積もりを出してもらう見積もり内容がメールに届くのでOKの場合は電話で申し込む
申し込み時のヒアリングシート記入方法
見積もり時のヒアリングシートの書き方は下記の通りです。
基本赤枠の中だけ記入し、それ以外は空欄で大丈夫です。
特約事項を追加希望の場合は下の通信欄にその旨を記入します。
保険について分からない事や気になる事があれば電話で質問してみましょう。
全日本美容業生活衛生同業組合連合会の美容保険(美容組合に加入者のみ)
こちらは美容組合に加入している方のみ入れる全美連の保険です。
美容組合に加入を検討中の方やすでに加入している方は、全美連の保険が年間1600円で加入できますのでこちらでもいいかと思います。
美容組合の年間費用は各地域によってバラバラですので、組合に加入を希望される方は自分の地域の美容組合に問い合わせてみましょう。
こちらの全美連の保険も基本は美容行為施術中のみに適用されます。
全美連の保険について詳しく知りたい方は下記のPDFページからどうぞ。
訪問美容の講習会に参加し、加入できる保険もあります
さらに訪問美容の講習会を開催している団体様のもとで保険加入できるケースもあります。
それがこちら。
一般社団法人 日本訪問理容推進協会
一般社団法人 日本訪問理容推進協会では会員制度があり、その会員制度の特典の一つに賠償保険が適用されるものがあります。
会員料金が下記の通り。
サロン会員・・年間¥102,000(月額会費¥8,500)
一般会員・・年間¥72,000(月額会費¥6,000)
販促支援や定期研修といった特典もありますので、会員になる予定がある方はこちらの保険に加入するのもいいと思います。
NPO全国介護理美容福祉協会(ビューティライフ)
NPO全国介護理美容福祉協会(ビューティライフ)で登録美容師になる事により、NPO活動総合保険に加入できるようになります。
NPO全国介護理美容福祉協会(ビューティライフ)の講習会へ参加される方は、登録美容師に入り保険加入するのも一つの方法です。
NPO全国介護理美容福祉協会(ビューティライフ)の登録美容師についてはこちらから
その他の保険 車両保険は必須です
その他に入っておくべき保険としては車両保険は必須です。
車両保険には全国で75%の方が加入しているそうですが、出張がメインの仕事ですので必ず入っておきたいところ。
訪問美容に適用される美容保険も車での移動中の事故は適用外です。
まとめ。事故をおこさないよう対策を万全にするのが大事です
今回は訪問美容でも適用される美容保険について書かせて頂きました。
もしもの時のために加入しておきたい保険ですが、一番は何事もなく安全に施術できるよう対策を万全にしておく事です。
訪問美容では美容室の世界とは違い、介護要素の入った知識や技術が必要になります。
お客様の安全面を一番に考慮し、どうしたら利用者様が安全かつ楽に施術できるかをケースバイケースで対応する力が必要になります。
そして予期せぬ事故を起こさぬよう対策できる事もたくさんあります。
- 職員の方や家族の方にサポートしてもらいながら施術する
- 相手のお体の状態を事前に伺い、しっかり理解しておく
- カラーやパーマなどの薬剤を使用する場合は事前に大丈夫かヒアリングしておく
- 薬剤を使用する上で心配な場合はパッチテストをする
僕自身ベッドの移乗や車椅子の移乗は難しそうかな・・と思ったら職員の方やご家族さんに手伝ったりしてもらいます。
また事前にお客様の体の状態を理解しておく事も大事です。
もし同じ姿勢で保つのが難しそうな場合などは、職員の方やご家族の方のサポートを事前にお願いする事もできます。
以上、訪問美容でも適用される保険についてまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
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