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【訪問美容】ベッド上で寝たままのカラーやシャンプーも工夫次第でなんとでもなる!

こんにちは*美容師の大脇です。

普段は訪問美容サロンRingoとして活動しているのですが、最近はベッド上で施術をする機会も増えてきました。

訪問美容ではなかなか美容院へ行く事が難しい方に、カットやシャンプー、カラーやパーマなど美容院でできるメニューなんでも提供しています。

中にはベッドから動くのが難しい方もいらっしゃり、そのような時はベッド上でカットしたりカラーする事もあります。

 

訪問美容についてまだ知識がなかった頃はベッド上でカラーは難しい・・と思っていましたが、発想とアイデアでいくらでも方法はあるんですよね。

ベッド上でカラーをする時は

 

  • ベッド上でクロスなどつけ
  • ベッド上でカラー塗布をし
  • ベッド上で放置時間を置き
  • ベッド上でシャンプーし
  • ベッド上で乾かし仕上げ

 

をする流れで行います。

 

個人的に一番難しく感じるのはカラー塗布。

シャンプーは意外になんとでもなるんですが、カラー塗布ばかりは多少なり周りの方のサポートがあった方がスムーズにいきます。

 

今日はベッド上での施術に関して、訪問美容師として実際に現場で施術し、どのような流れで行っているかや、実際に感じた注意点を備忘録がてら書いていきます。

ベッド上で施術する上で2つの注意点

まず絶対的に注意するべき2点がこちら。

 

  1. 利用者様の体に負担がかからない事を第一に考える
  2. ベッドや周りのものを汚さないよう気をつける

 

利用者様はベッド上から動くのが難しい方なので、無理な体勢は禁物です。

また施術時間も体に負担がかからないようなるべく手短に終わらせる必要があります。

 

またカラーしていくさい、カラー剤などがベッド周りやシーツ、床や壁につかないよう注意しなければなりません。

カラー塗布

カラー塗布はまず周りを汚さないよう、何重にも準備しておく必要があります。

僕はベッドシーツの上に、普段カットをする際に敷いている使い捨てのビニールシートを敷いています。

こんなのです。

カラーがついても大丈夫ですし、水が多少漏れても弾いてくれるので愛用しています。

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クロスはそっと上からかぶせるように装着するだけで大丈夫です。

 

実際に塗布をしている写真がこちら。

まず楽に寝ている状態で、濡れる箇所は全部塗っておきます。

イアトゥイアは意外といつもの要領で塗っていけばOKです。

難しいのは後頭部から襟足にかけてですね。

首を持ち上げながら後ろを塗るのは正直難しいので、ベッドのギャッチアップしても大丈夫な方は、初めからギャッチアップして塗る方法もあります。

ただ体を曲げれない方もいらっしゃり、ギャッチアップもなるべくしない方がいい場合もあります。

そのような時は寝たままの状態で後頭部もカラーしなければなりません。

 

そこで出てくる方法が、左右どちらかに「横向き」にしてもらいながら、後頭部を塗っていく方法です。

介護職員初任者研修を取得した方なら分かるのですが、ベッド上で体を横向きにする方法がここで役立ちます。

こちらの記事で横向きにする上での注意点やコツが詳しく解説されています。

 

ただこれも自分一人でやってさらにカラー塗布をするのは正直難しいので、ご家族の方や職員の方にサポートしてもらえるとスムーズにできます。

横向きに倒し、その隙に片側の後頭部サイドを塗り、塗り終わったらもう反対側に体を横向きにし、もう片方の後頭部サイドを塗っていきます。

この時も利用者様の体の負担を考え、手短にかつ正確にカラー塗布する技術が必要です。

塗り残しがあってもダメですし、かといってゆっくり時間をかけて塗る事もできない・・という状況なので、仕事の正確性がかなり求められます。

放置時間

カラーを塗り終わったら、その放置時間にシャンプーの準備をします。

シャンプー 〜 仕上げ

シャンプーが一番難しそうですが、意外とちょっとの工夫でスムーズにできます。

僕は移動式のシャンプー台を普段使っているんですが、こちらのシャンプー台でベッド上でのシャンプーも行っていきます。

シャンプーから仕上げまでの流れがこちら。

 

  1. ベッドの高さとシャンプー台の枕の位置を合わせる(高さやギャッチアップなどで調節)
  2. 利用者様の体を平行に移動させ、枕の位置に首をあわせる
  3. 体勢が辛くないか確認し、普段と同様シャンプーをする
  4. シャンプーが終わりタオルドライしたら、再度ベッドに移動する(カラーがついてそうなシートは取り除いておく)
  5. ドライヤーで髪を乾かし、後頭部は横向きにしながらしっかり乾かしていく

 

1でしっかり高さを合わせ、利用者様の体に負担がかからない状態でシャンプーできるセッティングが出来たら、あとはそこに移動するだけです。

ここもご家族の方や職員の方に手伝ってもらえるとスムーズにいきます。

僕はいつも上記の流れで行っていますが、1と2ができればあとはスムーズに行う事ができます。

 

ポイントとしては

利用者さんが普段ベッドで寝ているのと同じ姿勢で、そのままシャンプーできるかどうか

 

どこか首や背中の角度が普段と違い辛い体勢にならないよう、いかにいつもと同じ状態でそのままシャンプーできるか?

その状況を、考えながらつくり出す必要があります。

 

なので僕はシャンプー台の枕の上に上から柔らかいタオルを重ね、首元も負担が少ないよう工夫しています。

またお湯で濡れてくるとタオルも硬くなってくるので、施術の合間にさっと乾いたタオルを何度か変える工夫もしています。

最後に

今日はベッド上でカラーやシャンプーをしていく際の流れや注意点を備忘録がてらまとめてみました。

ただこれがやり方の決まりではないですし、さらにもっと良い方法がその都度出てくるかもしれません。

 

訪問美容の仕事をしていて感じた事が、かなりアイデア勝負な仕事だなぁという事。

ある程度やる事は決まっていますが、工夫やアイデアでさらにより良いサービスを生み出す事ができるのが訪問美容の面白いところでもあります。

100均やホームセンターに売っているちょっとしたアイテムがかなり役立つ!なんて話、訪問美容師さんならあるあるだと思います。

 

今日書いたベッド上でのカラーやシャンプーは一見難しく感じるんですが、考えや発想の転換でけっこうできるもんなんです。

ただ美容師さんでも「ベッドでカットはできてもカラーはできません」と断るお店も多いそうで、うちにも何件か断られた事のある方から相談を受ける事が何回かあります。

僕自身この仕事を始め、どんな仕事でも断らない事を決めており、さらに絶対喜んでもらう!と意気込みながら仕事をしています。

ベッドでの施術は確かに難易度は上がりますが、その分利用者さんから喜んでもらう事ができ、より信頼関係を築く事もできます。

 

僕自身もまだまだ経験値としてはこれからもっとあげていきたいので、今後もどんな状況でも喜んでもらえる技術を提供できるよう励んでいきたいですね*

それではまた。

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  • この記事を書いた人

大脇貴志

訪問美容サロンRingo代表  都内・埼玉県主要部で10年勤務後、2017年より妻の地元の三重県に拠点を移し、フリーランスの訪問美容師としてRingoを開業。埼玉でも定期的にサロンワークをしながらマルチに活動中。愛犬は柴犬のりんご郎。

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