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福祉美容とQOL【生活の質】の関係性について考えてみる

こんにちは。三重県で訪問美容の活動をしている大脇です。

今日は訪問美容を行ったり、介護や福祉の勉強をしていくと避けては通れない言葉である、QOLについて考えてみたいと思います。

QOLとは

まずQOLはなにかといいますと・・・

クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。
またQOLには国家の発展、個人の人権・自由が保障されている度合い、居住の快適さとの関連性も指摘される。

引用元 https://ja.wikipedia.org/wiki/クオリティ・オブ・ライフ

QOL =「生活の質」となります。

前までは、医学的処置により得られる命の長さや、患者さんの生活の質を重視していこうという考えでしたが、今ではもっと幅広く人が人間らしく質の高い生活を送れるようにしていくという意味で使われる事が多いそうです。

こちらのQOLという言葉は、学生の時にもノーマライゼーションについて学んだ時に一緒に出て来た言葉として覚えていましたが、福祉理美容師の認定資格や介護の初任者研修をスクーリングした時にもかなり重要視されていました。

このQOLを向上するには経済的だけではなく、自身の健康状態、生きがいをもって生活しているか、周りとの人間関係、住んでいる環境等、様々な方面から考えられそれらを支えているのが【福祉】になります。

もともと福祉には「しあわせやゆたかさ」を意味する言葉ですので、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供する理念としてサービスが提供されています。

QOLの低下がまねくもの

高齢者になってきますと、心身機能の低下から生活への依存症が高くなってしまうといわれています。

どこにも出かけず家にいる事を好むようになったり、生活に目標がもてずどうしても受け身な生活になったりしてしまいます。

またそれらは生活に対する意欲の低下をまねき、鬱になってしまう方も少なくありません。

そうならないために、その方それぞれの【生活の質】をどうしたら向上できるか考え、周りにいる方もその方を支えられるようにしていくのが大事であり、生活全体の支援を補ってくれる福祉サービスを利用する事が質の向上に繋がります。

高齢者の方でいえば、家で一人でいる時間を少なくする為にデイサービスのような周りの方とコミュニケーションをとれる通所サービスを利用したりするのもひとつの方法です。

QOLと生きがい

美意識という言葉は皆さんご存知だと思いますが、人なら誰しも綺麗であり続けたいという思いがあるはずです。
ただそういった意識が低下してしまう事は誰にでも可能性はあります。

例えばどのような時に低下してしまうか考えてみましょう。

・疲れている時
・精神的に落ち込んでいる時
・外が暑くて家から出る気になれない時
・病気になって部屋から出れない時

等、個人的な理由もあげればきりがないかもしれません。

「お洒落をしなくなった」
なんて言われてドキッとするような方は、少なからず美意識が前に比べて低下しているのかもしれません。

子供を産んで育児におわれ、自分にかける時間が少なくなった・・・なんて言葉は僕も美容師としてお客様との会話で何度も耳にしてきました。

またお洒落をしても周りで誰も変化に気づいてくれなかったりすると、次第にやる気をなくしてしまう可能性もあります。

髪型おもいきって変えてみたのに職場の人からなにも言われなかったり、家に帰っても旦那さんに気づいてもらえないと、普段見ていてくれないのかな…なんて思ってしまいますよね。

美意識は自分のおかれている環境次第で良い意味でも悪い意味でも変化してきます。

もし周りから「髪型いいね〜」とか「なんだかさらに綺麗になったね」なんて言われたら嬉しくなり、もっとそう思ってもらえるよう意識する方が多いはずです。

ヘアスタイルが気に入った日やメイクなんかした日は外にお出かけしたくなりませんか?

誰かと会う予定はない日でも活動意欲がわいてくる事も。

周りから自分の存在が認められたり評価されると、それが生きがいに人は変わります。
そして生きがいはQOL向上に繋がります。

QOL向上の為に美容師としてできる事

高齢者の方でなかなか外に出る気にならないと、生活の質が低下して鬱になってしまうおそれがあります。

もし誰かと会って話したいという思いや、○○に行きたいという思いがあれば、それがモチベーションアップに繋がります。

人と会うから自分もお洒落しなきゃなんて考えになり、そこから生活に目標ができ好循環が生まれます。

僕は医者ではないので病気の治療や痛みを和らげる事はできませんが、美容師としてその方がいつまでも綺麗でいられるようサポートする事はできます。

髪型や容姿を整えるだけでなく、会話の中でその方としっかり向き合いコミュニケーションをとることで精神的なストレスケアのお手伝いもできるかもしれません。

ヘアスタイルをつくるうえでも、いかにその方自身が自分でも再現できるスタイルをつくり、その方その方に自分でもできるスタイリングを楽しくしてもらう事ができるようになると、それがQOLの向上になるのではないかとも思います。

「美容院へ行くのが難しくなってあきらめていたけど、前みたいにお洒落ができて嬉しいわ」なんてお言葉や

「育児におわれて、お洒落とかどうでもよくなっていたけどもっと自分にも気使ってみるわ」
なんてお言葉をもっと頂けるよう美容師として携わっていけたらと思います。

  • この記事を書いた人

大脇貴志

訪問美容サロンRingo代表  都内・埼玉県主要部で10年勤務後、2017年より妻の地元の三重県に拠点を移し、フリーランスの訪問美容師としてRingoを開業。埼玉でも定期的にサロンワークをしながらマルチに活動中。愛犬は柴犬のりんご郎。

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